セルコホームの住宅性能

PERFORMANCE

もっとも重要なこと、それは
「ずっとここに住みたい」と思う
「高耐震・高性能の家」
を実現すること。

デザインだけじゃない。
「強くて」安心して暮らせる家を実現したい

私たちが大事にしていること、それは「長持ちしたくなる愛着のある家づくり」です。 家づくりにおいて、デザインや設備は確かに重要です。
しかし、私たちが一番に大切にしているのは、お客様が長く安心して住み続けられる家です。

そのような家を提供するために、私たちは施工においてもっとも重要なことは 「高耐久・高性能の家」を実現することだと考えています。 どれだけ美しいデザインや充実した設備があっても、その家が将来にわたって安心して住み続けることができなければ、本末転倒です。

後悔しない家づくりのために
最大限できることを

お客様には絶対後悔させたくない。そんな時に私たちは高性能な住宅品質のセルコホームに出会いました。 「これならいい。自分もこの家に住みたい」

私たちは、今までの在来工法で培った技術やノウハウをベースとして、確かな品質と性能を兼ね備えたセルコホームの住宅を手掛けることで、さらに長寿命かつ高品質な家を実現できるようになりました。

これが、私たちが目指す家への愛情です。私たちは、建てる時も、建てた後も、その家の安心を大切に育み、サポートし続けます。一人でも多くの方に、安心して高耐久・高性能の家に住む暮らしをお届けするために。

01

セルコホームの特徴

類いまれな耐震性を発揮する強靱な六面体構造と
木の優れた特性

ツーバイフォー工法ならではの
六面体構造とI型ジョイストの
床根太が外部からの力に強さを発揮

セルコホームの最大の特徴は、パネルで床・壁・屋根(天井)を構成する「枠組み壁工法=ツーバイフォー工法」と、床根太にI型ジョイスト(235㎜)を採用している点にあります。揺れに強い六面体構造と堅牢なI型ジョイストの床根太、さらにスタッド(柱)が入った壁パネルを採用することにより、セルコホームは外部からの力に対して圧倒的な強さを発揮します。

ツーバイフォー工法の中心となる6種類の規格材

ツーバイフォー工法の基本となる構造用合板

無垢材よりも高い強度と精度のI型ジョイスト

「木」の優れた性能を活かし、
365日快適な室内環境を実現

軽量で鉄よりも強い「木」をふんだんに使用。引張比強度(図1)は鉄の約4.4倍、圧縮比強度(図2)はコンクリートの9.5倍と、軽量にもかかわらず高い強度を誇る「木」を構造材としてふんだんに使用しています。また、鉄の約450倍、コンクリートの約13倍(図3)と、断熱性に優れた「木」を多用しているセルコホームには、鉄骨住宅のように鉄骨を通して屋外の冷気が室内に伝わる※「ヒートブリッジ現象」が少ないといったメリットもあります。

※壁の中の断熱材以外の材料部分を橋のように経由して熱が移動し、断熱欠損が生じる現象。

(図1)建築材料の比強度(引っ張りの強度比較)

(図2)建築材料の比強度(圧縮の強さ)

(図3)建築材料の熱伝導率の比較

02

耐震性能

東日本大震災、熊本大震災、能登半島地震では
地震による全倒壊ゼロ。

揺れを受け止め、ねじれを防ぐ六面体構造が 地震に対して抜群の強さを発揮、耐震性の高さは国内の大震災でも実証済み

外周部に2×4材や2×6材を使用するツーバイフォー工法で建てられるセルコホームの住宅は、外部からの力に対して圧倒的に強いのが特徴です。耐震性も、従来の在来工法に比べて1.5~2倍程度と高く、その優れた性能は国内で発生した大震災でも実証されています。 採用されている床・壁・屋根が一体となった六面体(モノコック)構造は、地震の揺れを建物全体で受け止め、力を分散・吸収し、荷重が一部分に集中することを防ぐほか、建物のねじれを防止し、建物の変形や倒壊を防ぐと言ったメリットもあります。

住まいの耐震性をさらに高めるために 接合部をしっかり結合させる補強金具を採用

建造材の接合部分の強度をさらに上げるため、セルコホームではさまざまな箇所に補強金具を使用。木そのものの強度と相まって、高い耐震性能を実現します。 「ハリケーンタイ」と呼ばれるあおり止め金具、または「タルキック」と呼ばれるビスを屋根の形状に応じて使用している点も、セルコホームのこだわり。屋根垂木と構造壁を強固に接合し、屋根と壁を一体構造とすることで、強風に強い家を実現しています。またこの屋根構造は、雪が多い地域の雪庇対策にも力を発揮するといわれています。

03

耐久性能

二重三重の湿気・シロアリ対策を施し、地盤/基礎はその土地の地耐力に合った基礎および地盤改良を採用。 安心して永く住み続けられる住まいを実現

防湿シート

防湿シートや換気口で湿気対策
地盤から発生する湿気から住まいを守る

湿気は住まいの大敵です。セルコホームでは、床下の地盤面に防湿シート(ポリエチレンフィルム)を敷き込み、床下の地盤面から発生する水蒸気をシャットアウト。さらに基礎には床下全体の空気が流れるように換気口(基礎パッキン)を設けます。 ※エリアによって施工方法が異なります。

防湿シート

含水率19%以下の構造用製材を使用

構造用製材に乾燥材を使用することで
高い耐久性の住まいを実現

住まいの耐久性を高めるには、徹底した湿気・結露対策が必要です。セルコホームでは、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下の日本農林規格に基づく乾燥材を使用することで、高い耐久性を実現しています。

防腐・防蟻処理を施した土台

土壌・土台、地面に近い木材にも配慮した徹底した防腐・防蟻処理で耐久性を高める

防湿シートを敷き込む床下の土壌にあらかじめ防蟻剤を散布したり、土台に薬剤の加圧注入によって防腐・防蟻処理を施した木材を使用。また、1階床組み及び1階床立ち上がり部分の構造用パネルや外部の地面から高さ1m以内の主要な木材にも防腐・防蟻剤を塗布するなど、セルコホームには耐久性を高めるための様々な工夫が施されています。

防腐・防蟻処理を施した土台

04

耐火性能

木は鉄よりも強し。火災に強い 厚みのある材木をふんだんに使用。 さらに延焼・類焼を防ぐファイアーストップ構造や石膏ボードで、耐火性を強化

炭化して燃えにくい木材

「鉄」よりも火に強い特性を持つ「木」を、 ふんだんに使用することで耐火性を高める

太く厚みのある木材は火災の際、表層部が焦げるだけで内部まで燃焼することはほとんどありません。また同一強度の2×4木材と鉄骨材による燃焼実験でも、鉄が550℃で軟化するのに対し、木は高温による強度の低下がほとんどないなど、木は鉄よりも火に強いことが実証されています。 セルコホームは、そんな優れた性質を持つ木をふんだんに使用することで、高い耐火性を実現しています。

炭化して燃えにくい木材

水蒸気を発生する石膏ボード

「火災に強い住まい」の鍵は石膏ボードにあり 万一の際、水蒸気を発生させて火災の拡大を防止

約21%の結晶水を含む石膏ボードは、炎に触れると水蒸気を発生させます。水蒸気は、12.5㎜厚の石膏ボードで約25分間発生し続けることから、火災の際、壁内構造木材の発火温度(約450℃)に達するまでの時間を大幅に遅らせ、延焼を防止します。セルコホームでは、そんな石膏ボードをすべての天井と壁の内側全面に採用。さらに1階天井には二重貼りすることで、より「火災に強い住まい」を実現しています。

二重三重のファイアーストップ構造で万が一の際の延焼を防止

建設(現 国土交通)省が行った火災実験で ツーバイフォー住宅は抜群の耐火性を実証

火災実験において木造軸組み工法では1,000℃に達するまでわずか10分程度だったのに対し、ツーバイフォー住宅は約35〜40分かかりました。 震災直後の火災を想定した実験でも、発火後1階部分が燃えつきるまでに73分を要するという抜群の耐火性を発揮しました。

05

遮音性能

音の問題を建材、構造、設備、技術でコントロール。 遮音性にこだわることで、家族ひとりひとりが心から安らげる環境を実現

約27デシベル以上の遮音効果を誇るLow-E加工複層ガラスサッシ

分厚い壁や外壁材、高性能な窓により 飛び抜けて高い遮音性を発揮

分厚い壁と外壁材、そして単体ガラスの約2倍以上の遮音性を誇る複層ガラス・PVCサッシなどを採用しているセルコホームは、飛び抜けて高い遮音性を発揮する住まいです。 外の騒音は、住宅地では40~75デシベル、市街地では60~85デシベル。一般的に望ましい騒音レベルは30~40デシベルといわれていますが、Low‐E加工複層ガラスサッシの場合は、約27デシベル以上の遮音効果があるため、室内や外の音を気にせず快適な毎日を過ごすことが可能です。

約27デシベル以上の遮音効果を誇るLow-E加工複層ガラスサッシ

振動や音を拡散させる効果がある サウンド・リジリエント・チャネルズ

遮音金物や断熱材、二重貼りの石膏ボードなど、 さまざまな工夫で上下階の音ストレスを軽減

「静けさ」を追求するため、セルコホームでは1階天井に二重貼りした石膏ボードと分厚い断熱材を設置し、さらにサウンド・リジリエント・チャネルズというS字型遮音金物を固定しています。空気の層を設けることで振動や音を拡散させる効果があるサウンド・リジリエント・チャネルズと、吸音性を高める効果がある55㎜の断熱材、これらの相乗効果がセルコホームの高い遮音性を支えています。

吸音性にも優れたグラスウールを使用。 石膏ボードとの併用で「静けさ」を実現

壁や天井に、断熱材として使用されることが多いグラスウール。セルコホームで使用されているグラスウールは、断熱性のみならず吸音性にも優れているのが特長で、中高音域の遮音性能が約10~15デシベル改善されるといわれています。このグラスウールを石膏ボードなどと併用することで、さらに優れた吸音性・遮音性を実現しています。

06

省エネ性能

気密施工と外気の影響を受けにくい構造躯体で、 冷暖房費のランニングコストを軽減できる、理想の省エネルギー住宅を実現

セルコホーム(THE HOME)はUA値0.32W/㎡・K。高い断熱性を実現

各地域の省エネ基準による冷暖房費の比較。圧倒的な省エネ性能を発揮

UA値0.32W/㎡・K ※
構造と断熱材の相乗効果で高い断熱性を発揮。 圧倒的な省エネ性能を誇る住まい

高断熱・高気密住宅の性能は、UA値(外皮平均熱貫流率)という省エネ性能を表わす数値で比較することができます。UA値が低いほど断熱性が高いこと示しますが、カナダの厳しい断熱水準を取り入れたセルコホームのUA値は0.32W/㎡・K※。断熱性能等級4の0.75W/㎡・Kの約1/2という圧倒的な省エネ性能を示しています。

※2×6 Body+Swindow Y3type

C値0.5c㎡/㎡
建物の気密性を示すC値は住宅支援機構基準値の約1/10。 冷暖房効率の高い居住空間を実現

建物の気密性は、C値(1㎡あたりの隙間相当面積)によって示されます。セルコホームのC値は0.5㎠/㎡で、住宅支援機構基準値の約1/10。使用する合板やOSB(構造用木質ボード)の防湿性・気密性との相乗効果により、セルコホームは冷暖房効率の高い快適な居住空間を実現しています。

BELS「☆☆☆☆☆」
BELSは最高等級の「★★★★★」相当。 家計を守る圧倒的な省エネ性能を発揮

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)は、建築物の省エネ性能を第三者機関が評価・認定する制度です。セルコホームは、「基準一次エネルギー消費量」に対する「設計一次エネルギー消費量」の割合が最も少ないBELS「★★★★★」相当(5地域)。最高等級の省エネ性能を有するセルコホームの光熱費は、次世代省エネ基準で建てられた住宅の約62%となっています。

「輻射熱を大幅にカットする高耐久遮熱型透湿防水シートで、 一年中快適に暮らせる住まいを実現

湿気から住まいを守り、同時に快適な居住環境を保つため、セルコホームでは特殊なアルミ透湿フィルムを使用した、透湿防水の機能に加え、遮熱性をも有する高耐久遮熱型透湿防水シートを採用。外部からの熱を防ぎ、内部の熱を逃さない、夏も冬も快適に暮らせる住まいを実現します。

外壁からの輻射熱を大幅にカット

高い遮熱性能を維持

07

窓の性能

性能とデザイン性の高さで選んだ、こだわりの窓を採用

遮熱性・断熱性に優れ、結露も防止。 冷暖房効果を高めるLow-E2加工を採用

窓には特殊金属膜をコーティングすることで遮熱性・断熱性を高めたLow‐E2加工のガラスを採用。さらにガラスとガラスの間には、空気層内の対流を防ぎ、窓の熱貫流率を小さくするため、アルゴンガス(不燃性ガス/毒性は全くありません)を封入している点もポイントです。Low‐E2加工の窓は、冬場の不快な結露の発生を抑えるだけでなく、夏場の冷暖房効率を高める役割も果たします。

オリジナルウィンドウ「Y3type」は、Low-Eガラスを含む3枚のガラスとアルゴンガスを注入した2つの中空層(厚さ16㎜)によって構成される、総厚41㎜のLow-E加工複層ガラスPVCサッシ。世界トップクラスの断熱性能を備えた高性能な窓です。またオリジナルウィンドウ「Y2type」は、Low-E加工された2枚のガラスとアルゴンガスを封入した中空層(厚さ16㎜)で構成されるコストパフォーマンスの良さが魅力の窓です。

08

快適性能

高性能な断熱材や窓、24時間換気システム等の採用により、 一年を通して快適な理想の住まいを実現

躯体×断熱材×PVCサッシの相乗効果により、 一年中快適な「体にやさしい住まい」を実現

私たちが目指すのは、冬でも薄着で過ごせる住まい。高い断熱性を誇る高性能グラスウールや断熱性・遮熱性・遮音性に優れたPVCサッシを組み合せることで、熱を逃さない“暖かい住まい”を実現しました。また、高い断熱性と気密性を有するセルコホームには、鉄骨や木造プレハブに比べて、暖房停止後の気温低下がゆるやかで、体への負担が少ないというメリットもあります。

“空気のバリアフリー化”を目指し、 24時間セントラル換気システムを採用

家全体の空気を24時間計画的に換気・循環させるセントラル換気システムを、セルコホームは標準装備しています。このシステムが目指すのは、健やかな毎日を実現する〝住まいの空気のバリアフリー化〟。湿度管理でカビ・ダニの原因となる結露を防止するだけでなく、各居室の温度差を解消することで※ヒートショックも予防。また、花粉の除去にも効果を発揮します。

高齢者の「家」、「居住施設」の「浴槽」における死亡者数

※「ヒートショック」とは、急激な温度の変化により血圧が大きく変動して起こる健康被害のことで、失神、不整脈、心筋梗塞、脳卒中などが誘発されるほか、最悪の場合は死に至ることもあります。2011年にヒートショック関連の事故で家の中で急死した方の数は約1万7000人(東京都長寿医療センター研究所が調査)と、交通事故による死亡者数をはるかに上回りました。そんなヒートショックから家族を守るには、家の中の温度差を解消する必要があります。そうした視点から、近年、熱を逃さない高断熱・高気密住宅や、家の中の温度差を解消する24時間セントラル換気システムに注目が集まっています。

09

断熱性能

四季を通じて快適に。2×6材を使用した堅牢な躯体を基本に、 高性能グラスウールで高い断熱性を実現。

快適な居住環境を実現するため、断熱材として 高密度なグラスウールを採用

グラスウールの性能は、密度に比例します。セルコホーム では断熱材として、高密度なグラスウールを2階天井・壁・ 床にそれぞれ230㎜・140㎜・230㎜という厚さで採用。そ の優れた断熱性により、冬は室内の熱を逃さず、夏は外の 暑さを遮断し、一年中快適な室温を保ちます。

高性能グラスウールと
一般的なグラスウールの違い

重さ2㎏の鉄球を載せると一般的なグラスウール(写真右)は 大きく凹み変形するのに対し、THE HOMEで使用する高性能グ ラスウール(写真左)は凹んで変形することなく、鉄球を支え ています。グラスウールは厚みも大切ですが、それ以上にその 密度が性能に大きく影響します。

熱を逃さず外部からの熱をも防ぐ 高耐久遮熱型透湿防水シートを採用

夏も冬も快適に暮らせる住まいを実現するために、セルコ ホームでは特殊なアルミ透湿フィルムを使用した高耐久遮熱型 透湿防水シートを採用しています。外部からの熱を防ぎ、内部 の熱を逃さないこのシートは、高い断熱性を有するだけでなく、 防湿や内部からの湿気を放出する性能も備えています。

快適な室内環境を実現するために、 断熱性能に優れた「木」をふんだんに使用

「木」は、鉄の約450倍、コンクリートの約13倍の断熱性を 誇る建材です。THE HOMEの魅力は、優れた特性を持つ「木」 をふんだんに使用している点にあります。2×4材の約2.5倍 の強度を誇る2×6材を外周部に採用することで、高い断熱性 のみならず耐久性をも高めています。

R値は断熱等性能等級4を上回る性能 良質な断熱材で心地いい住まいを実現

断熱材の性能は、密度と断熱材自体の厚さを含めたR値(熱抵抗値=暖かさの基準を示す指標)で判断されます。 THE HOMEのR値は、断熱等性能等級4(5地域)の1.65〜3.25倍(表1)。優れた断熱性が、心地いい住まいを実現します。